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「川下り(3)」
パドルを漕いで流心へ、岸のサポート隊に見送られ、お互いに手を振り、記念すべき長い川下りのスタート。 このあたりの千曲川は渓流に似た流れで浅瀬が多いし、中州もあり川筋が二つ三つと分かれる。 本流はどっちだ、右、左と前方を睨みながら航路を変える、ザワザワと白波が迫ってくる、 筏の底はチュウブが4本、少し大きな波が来ると大きく揺れて前からしぶきを被り、腰から下はびしょびしょ、 時々ぐるぐる回りながら進む、浅瀬に乗り上げると一旦降りて流れに戻す、 この時期産卵する「ハヤ」を獲るためのつけばと称する小石を集めた流れが所々に仕掛けられている、 何しろ船のような自由のきかない筏のこと、時々その上を流れていく、ごめんなさいと言いながら。 とにかく、思ったより順調に進む(いや流れててゆくかな)、一通り荒瀬を乗り切り、チュウブがこすれても破れる心配なく 五月晴れの好天に水を浴びてもその冷たさが心地よい。これなら大丈夫と一安心、緩い流れに乗ったところで缶ビールで乾杯。 堤防道路を走るサポート隊にポレポレ号快適と無線交信。 堤防や橋の上から眺めている人たちに手を振りながら下って行く。
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