信州・四季の旅

八県と境を接する信濃の国・長野県、その中央にある霧ヶ峰高原へ一般道経由で入る各県からの旅路と 春夏秋冬の見所・味覚をご案内します。

山梨県からの主要ルート、釜無川沿いの国道20号線・甲州街道と、並行して走る七里岩ライン小淵沢経由の道です。


1.スタートは韮崎宿。R20にR52富士川街道がぶつかる韮崎(船山橋)を出発地点に西へ、諏訪に向かって国道20号線を走ります。

また、ちょっと北に進むと、韮崎市街を抜けて県道茅野小淵沢韮崎線「七里岩ライン」がR20に並行して走っています。
甲州街道の旧道は、主にR20沿いに国道と着いたり離れたりしながら諏訪に向かっています。

大武川の手前、牧原を左折すると実相寺に日本三大桜のひとつ山高の神代桜 があります。根回り13.5m、日本一のエドヒガンの古木で、日本武尊が東夷征定の折りにこの地に留まり、 記念にこの桜を植えたといわれています。国の天然記念物で、見頃は4月上旬です。
さらに進むと、古木が多い真原(さねはら)の桜並木、雪をかぶった甲斐駒ヶ岳も見えて見事です。

実相寺まで戻って、舞鶴橋で大武川を渡り舞鶴松で知られる万休院に立ち寄って北へ進むとR20に戻ります。
−−山高の神代桜

2.甲斐駒ヶ岳から流れ下る尾白川を渡ると台ヶ原宿に入ります。右側に旧道が併行していますから入ってみましょう。

甲州街道の数々の宿場の中でも往時の雰囲気をよく残していて、日本の道百選に 選ばれていまます。信州高遠の北原伊兵衛は、江戸への旅の途中白州の地で味わい深い「白州の水」と出会い、この水を使って 酒造業を始めたのが、酒づくり一筋250年の歴史を持ち
「七賢」で知られる山梨銘醸です。諏訪高島藩が北原家に大金を借用していたという 甲州街道の豪商でした。

明治天皇が山梨県に「御巡幸」の折、行在所として宿泊したこの造酒屋は、 本陣の建築様式を今に伝える貴重な木造建築です。

旧甲州街道・台ヶ原の古い家並みの中に昔のままにある和菓子の老舗・金精軒は、 「信玄餅」や七賢の酒粕を利用した「大吟醸粕てら」などが有名です。
−−山梨銘醸 「七賢」

3.西に進むと、サントリー白州蒸溜所です。1973年、南アルプス甲斐駒ケ岳の麓、雄峰を駆け下る清冽な水が白い砂の扇状地をつくり生まれた「白州」の 地に誕生しました。

豊かな自然に囲まれ、日本の名水100選「尾白川」でも知られる名水の地。標高700m、世界でも稀な高地に立地 する蒸溜所は、花崗岩をくぐり磨かれてきた軟水を仕込み水とし、広大で冷涼多湿な森のなかで、静かにそしてゆっくりと上質 なウイスキーを育んでいます。
森のレストラン「ホワイトテラス」では、地元で取れた素材を活かした料理と、リーズナブルに味わえるウイスキーをご堪能ください。

ガイドツアーは、野鳥が描かれた“鳥バス”で、仕込から貯蔵までのウイスキー製造工程を見学して、最後に試飲が 待っています。
敷地内の森の中には『バードサンクチュアリ』と呼ばれる、一年中さまざまな野鳥が観察できる 鳥の聖域が設けられています。
−−ホワイトテラス

4.更に西へ 教来石宿、山梨県・長野県の県境 国界橋、蔦木宿、富士見と進んで、(諏訪南)IC入口でR20を離れて右折、 中央自動車道をくぐります。

蔦木宿は、甲州街道43番目の宿場町として、江戸時代に栄えたところです。 街道開通から390年を経て、ここ信州の玄関口に、道の駅「信州蔦木宿」として往時の賑わいが甦りました。 宿場風の落ち着いた建物と天然温泉「つたの湯」があり、食事処「手のひら館」では手打ちそば、手打ちほうとうなどが楽しめます。
蔦木宿の入り口付近、旧道には応安(1372)の古碑があり、街道に平行した用水路のある裏道には、いまも蔵がいくつも並び 静かな宿場の景観があります。

御射山神戸一里塚は、旧甲州街道で唯一道の両脇に残っている一里塚で、諏訪に向かって左側の榎は昔からのものです。
−−蔦木宿の標識

5.諏訪南ICを過ぎて、八ヶ岳ズームラインを直進し深山で左折、八ヶ岳エコーラインを道なりに走れば、 R152/ビーナスラインの芹ヶ沢に着きます。

途中、周辺の山の幸、農産物、農産加工品を販売する「たてしな自由農園」があります。 品数豊富な販売所ですから、ちょっと立ち寄ってみませんか。

柳川にかかる立派な槻木大橋を渡って「尖石考古館西」信号を左折すると、すぐに尖石遺跡と考古館があります。 日本最古の国宝「縄文のビーナス」や「仮面の女神」、数多くの土器など縄文時代の遺物が展示されています。
−−縄文のビーナス
6.芹ヶ沢からR152を北上すると白樺湖/霧ヶ峰高原に出ます。
白樺湖は、茅野市と北佐久郡立科町の境、八ヶ岳中信高原国定公園・蓼科高原池の平にある 周囲約6キロメートルの人造湖で、湖面標高は1,416mです。もとは農業用水確保用の人工の溜池で蓼科大池と呼ばれましたが、 1950年代に白樺湖に改められ、現在はスキー場やホテル、遊園地、ゴルフ場などがある、長野県下有数のリゾート地となっています。

湖畔には白樺湖すずらんの湯、世界的な影絵作家藤城清治の作品を収集した藤城清治影絵美術館 などがあり、厳冬期には白樺湖クリスタルフェスティバル(氷燈祭)が開催されます。

白樺湖から、東に蓼科高原を経て茅野へ、また、西に霧ヶ峰高原を経て美ヶ原へと 信州を代表する高原ドライブウェイ「ビーナスライン」が伸びています。
−−冬の白樺湖

霧ヶ峰高原のおすすめの宿:
カントリーイン ゼフィール 090-4839-7929


白樺湖の北大門峠からR152を南下し10分弱、エコーバレースキー場の落葉松林の中にあります。
標高1500m・霧ケ峰高原の緑蔭、大人向きのB&Bの宿、自然やくつろぎを求める一人旅、二人旅、シニアの方歓迎します。
誠意・清潔・静寂、洋7室(バス付・禁煙)、 読書室と 小浴室、高原の自然やスポーツに好適です。 (お子様向きではありません)

格別のお構いはいたしません、あなた流の旅をゆっくりお楽しみ下さい。

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白樺湖のおすすめの宿:
カントリーイン アミューズ 0267-55-6680

静かな高原の別荘地に、ホワイトを基調にして、白樺林と調和する落ち着いた佇まい

カントリーイン ザ コロニアルハウス 0267-557638
暖かみのあるアメリカンシーダーを貼り合わせたコロニアルスタイルの小さなホテル

カントリーイン ピアット 0266-68-3830
眼下に美しい白樺湖を望む高台に建ち、八子が峰の自然に囲まれた宿


サブルート:韮崎から七里岩ライン経由で小淵沢、信玄棒道を茅野へ

1-1.船山橋から韮崎市街に入り、茅野北杜韮崎線(県道17:旧信州往還・七里岩ライン)を小淵沢に向かいます。七里岩は八ヶ岳 の火砕流が形成した台地、南に釜無川、東に塩川が侵食崖を作っていて「韮」の葉に似ているので先端部を「韮崎」と名付けたそうです。

間もなく右手に史跡新府城跡新府城は 1581年、西側が釜無川をのぞむ急崖となっている七里岩台地南端の標高約524メートルの 「西ノ森」に築かれましたが、翌年に武田氏は勝頼の自刃によって滅亡、同年に徳川氏と北条氏による甲斐国争奪をめぐる 天正壬午の戦いで徳川家康は新府城を本陣として再利用しました。

この辺り一帯は新府桃源郷といわれ、一面に広がる満開の桃の花がみごとです。 
−−新府桃源郷

1-2.JR線に沿って進むと、穴山駅の先で左手に甲斐駒ヶ岳がきれいに見えてきます。日野春跨線橋を渡ると 「オオムラサキ自然公園」、オオムラサキセンターでは、6月末〜7月には国蝶オオムラサキが観察できます。

長坂駅手前でJR線をくぐり小淵沢に向かいますが、左に入ると清春芸術村、 眼前に雄大な甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を仰ぎ、南方には富士を望む 景勝の地・清春、春は桜花爛漫、秋は紅葉溢れる自然環境に恵まれた アートコロニーです。アトリエ「ラ・リューシュ」、清春白樺美術館ルオー礼拝堂、梅原龍三郎アトリエ、図書館、 茶室並びにレストラン等があります。

神田の大糸桜は、小淵沢町の東端、北杜市との境目に近い神田 (しんでん)という集落、JR線のすぐ脇にあります。根廻り8m ,枝張り20m余り、樹齢400年のエドヒガンザクラの変種。4月中旬から下旬が見頃で毎年見物客で賑わいます。 田圃の真ん中に位置し、八ヶ岳をはじめ周辺の景観も素晴らしいところです。
−−神田の大糸桜

1-3.松木坂信号で右折して、北杜富士見線(県道11:八ヶ岳高原ライン)に入り北上すると小淵沢ICを過ぎて道の駅こぶちさわ、 ここを左折すれば自然調和型のエコロジカル・モール「八ヶ岳リゾートアウトレット」があります。閑静な林の中にあるリゾート ショッピングモールで、広い場内は5つのコートに別れ、感度の高いファッションとグッズ、上質なリゾート空間で人気を呼んでいます。

直進して「大平」信号を左折、信玄棒道に沿って走る落葉松の新緑がきれいな鉢巻道路に入り、 富士見高原から原村、茅野に向かいます。富士見高原には「伊東近代美術館」、左にちょっと入るとそば打ち体験もできるそば処 「おっこと亭」、原村には「八ヶ岳美術館」、美濃戸で鋭角に左折すると八ヶ岳中央農場です。八ヶ岳の眺望、 八ヶ岳中央農業実践大学校製のチーズやパンなどが売られ、牧草地を寝転がられるほどきれいに刈り込んだ広場があります。

直進すると「一番塚」信号で、右折して上記メインルートの八ヶ岳エコーラインに入ります。
−−八ヶ岳中央農場